旅行する際、どの観光地に行ったら良いか迷う方は多いと思います。この記事では石川県金沢市やその周辺エリア(白山市・羽咋市・七尾市など)の観光スポットを紹介します!
金沢エリア(石川県)
【日本三名園の1つ】兼六園
加賀藩5代藩主の前田綱紀により自らの別荘として「蓮池庭」を造営。その後松平定信により「兼六園」と命名され、歴代の課が藩主により長い歳月をかけて形作られていきました。土地の広さを活かし御亭やお茶屋を点在させ、それらに立ち寄りながら庭園の楽しむことができる廻遊式庭園となっています。偕楽園(茨城県水戸市)・後楽園(岡山県岡山市)と並び、日本三名園の1つです。
- 偕楽園(茨城県水戸市)・後楽園(岡山県岡山市)と並び、兼六園は日本三名園の1つ!
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【重要文化財の赤レンガ倉庫】石川県立歴史博物館(いしかわ赤レンガミュージアム)
石川県立歴史博物館は明治から大正にかけて金澤陸軍兵器支廠の兵器庫として建てられた赤レンガの外観が特徴的な建物で、国の重要文化財に指定されています。「いしかわ赤レンガミュージアム」とも呼ばれています。現在は加賀藩・石川県ン移管する歴史資料の展示が行われています。
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【『金沢』の由来・金城霊澤がある場所】金澤神社
金澤神社は1794年(寛政6年)に加賀藩11代藩主の前田治脩(はるなが)が藩校明倫堂を建てた際に、その鎮守社として建立された神社です。学問の神様である菅原道真や歴代加賀藩主の前田斉広・前田斉泰を祀っており、数多くの受験生が訪れる神社です。境内にある金城霊澤は「金沢」の地名の由来となった場所で、藤五郎という男がこの沢で山芋を洗っているとたくさんの砂金が残ったことから「金洗いの沢」「金沢」と呼ばれるようになったそうです。
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【石川門と三十間長屋が現存】金沢城公園
浅野川と犀川に挟まれた台地の先端に築かれたお城です。この地には1546年(天文15年)に本願寺門徒が拠点としていた尾山御坊が築かれ、1580年(天正8年)に佐久間盛政が尾山御坊を攻め落とし金沢城となります。1583年(天正11年)に前田利家が金沢城に入城してからは前田家により本格的な城づくりが行われました。1881年(明治14年)の火災で金沢城の多くの建物が焼失してしまいました。火災を免れた石川門・三十間長屋・鶴丸倉庫が現存するほか、2000年以降に菱櫓・橋爪門・玉泉院丸庭園などが復元されています。
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【昔ながらの町並み】ひがし茶屋街(東山ひがし)
浅野川の東側に位置するひがし茶屋街(東山ひがし)は主計町茶屋街・にし茶屋街と並び「金沢三大茶屋街」の1つで、1820年(文政3年)に開かれました。茶屋は芸妓が客をもてなすために芸を披露する大人の社交場で、格子を持つ茶屋様式の町家が並ぶ昔ながらの風景が残されていることが金沢の茶屋街の特徴です。茶屋の1つである「志摩」は江戸時代当時のまま残されており文化的価値が高いことから国の重要文化財に指定されています。
- 和菓子店・カフェ・雑貨店など様々なお店が集まる!
- ひがし茶屋街を着物で観光すると雰囲気サイコー!
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【夕暮れの風景が美しい】主計町茶屋街
浅野川沿いに位置する主計町(かずえまち)茶屋街は、ひがし茶屋街・にし茶屋街と並び「金沢三大茶屋街」の1つです。「主計町」は加賀藩士であった富田主計(とだかずえ)の屋敷があったことに由来します。石畳で敷かれた道と木虫籠(きむずこ)と呼ばれる格子窓を持つ町家が並ぶ風情のある町並みで、夕暮れ時に明かりが灯る頃は幻想的な雰囲気となります。「明かり坂」「暗がり坂」と呼ばれる裏道の階段、金沢城の内堀の水を使った主計町緑水苑、作家の泉鏡花の生家跡に建つ泉鏡花記念館などが主計町にあります。
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【日本海の新鮮なお魚が食べられる!】近江町市場
金沢各地にあった市が1721年に近江町に集められたことにより形成された市場で、加賀藩の御善所とされていました。鮮魚・野菜・果物など約170の飲食店・専門店が集まり、日本海で獲れた新鮮なお魚を使った海鮮丼・お寿司が食べられる場所として人気です。
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【和洋折衷の神門が特徴的】尾山神社
加賀藩初代藩主である前田利家とその正室であるお松の方を祀る神社として1873年(明治6年)に建立された神社です。和洋中の様々なスタイルが取り入れられた神門が特徴的で、国の重要文化財に指定されています。また古代舞楽の楽器を模した池泉廻遊式庭園である神苑も見どころの1つです。
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【武家屋敷が残る昔ながらの町並み】長町武家屋敷跡
加賀藩の中流・上流階級の藩士が暮らしていた地域で、現在も当時の武家屋敷・土塀・石畳が残る町並みとなっています。金沢は冬に雪が降ることから、積雪や凍結から土塀を守るための「こも掛け」が行われています。足軽の屋敷を再現した金沢市足軽資料館、庭園が美しいと評判の野村家などが長町武家屋敷跡の見どころ。九谷焼のお店やカフェなどのお店が並んでいます。
- 九谷焼のお店やカフェなどのお店があるよ~
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【金沢最大の芸妓在籍数】にし茶屋街
犀川の西側に位置するにし茶屋街は、ひがし茶屋街・主計町茶屋街と並ぶ「金沢三大茶屋街」の1つで、1820年(文政3年)に開かれました。茶屋は芸妓が客をもてなすために芸を披露する社交場で、にし茶屋街に在籍する芸妓の数は金沢最大です。格子を持つ茶屋様式の町家が並び、運が良ければ芸妓の姿を見ることができるなど、他の場所にはない風情を感じられます。小説家の島田清次郎が過ごしたお茶屋跡地に建つ金沢市西茶屋資料館では、島田清次郎に関する資料や漆塗り装飾品の展示が行われています。
- 運が良ければ茶屋の中から三味線の音が聞こえる!
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【忍者寺】妙立寺
妙立寺(みょうりゅうじ)は寺町寺院群に位置する日蓮宗の寺院で、1643年(寛永20年)に加賀藩3代藩主の前田利恒により金沢城近くから移築する形でこの地に建立されました。妙立寺は金沢城防衛のための出城の役割があり、建物内は迷路状の複雑な構造となっていることや落とし穴・隠し階段が設けられていることから「忍者寺」とも呼ばれています。建物内の見学は事前予約が必要です。妙立寺がある寺町寺院群は一向一揆に対する防衛のために約70の寺院が集められた地域で、雨宝院・極楽寺・松月寺など様々な宗派の寺院があることが特徴。近くには金沢三大茶屋街の1つであるにし茶屋街があります。
【金沢の奥座敷】湯涌温泉
718年(養老2年)に紙漉き職人が湯が涌いているのを見つけたことから「湯涌温泉」と呼ばれるようになりました。歴代加賀藩主や竹久夢二などの文人も訪れ、「金沢の奥座敷」とも呼ばれています。ナトリウム・カルシウムを含んだ泉質で、関節や筋肉の回復によく効くそうです。
- ナトリウム・カルシウムを含んだ泉質で関節や筋肉の回復によく効く!
白山エリア(石川県)
【絶壁が続く迫力のある渓谷】手取渓谷
手取川の流れにより形成された高さ20~30mの絶壁が約8㎞続く美しい峡谷です。
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羽咋エリア(石川県)
【砂浜をドライブ!】千里浜なぎさドライブウェイ
宝達志水町から羽咋市にかけての千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイは日本海沿いの砂浜を自動車で通行できる、日本唯一の砂浜ドライブウェイです。千里浜の砂はきめ細かく、水分を含むと舗装したような固さとなります。砂浜をドライブしながら日本海に沈む夕日を眺めることができるほか、千里浜は海水浴・潮干狩り・キャンプ・バーベキューを楽しむことができます。
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【能登国一宮】氣多大社
氣多大社(けたたいしゃ)は大己貴命(おおなむちのみこと)を主祭神として祀る神社で、能登国一宮とされる格式の高い神社です。孝元天皇の時代に大己貴命が出雲国から300近くの神々を連れてこの地を訪れたとされています。能登地域を治めていた畠山家・前田家からの崇敬も篤かったそうです。檜皮葺・両流造の本殿は1787年(天明7年)の造営で、両流造は氣多大社と厳島神社以外ではあまり見られない貴重な建築様式。氣多大社の裏には「入らずの森」と呼ばれる神職以外は立ち入り禁止の社叢があり、自然環境が良く保たれていることから国の天然記念物に指定されています。
七尾エリア(石川県)
和倉温泉(石川県七尾市)
和倉温泉は石川県能登地域を代表する温泉地で、能登の玄関口に位置することから七尾・輪島・珠洲方面をセットで観光する場合は和倉温泉で宿泊するのがおすすめです。日本海沿いに位置し、「湯が湧く浦」から「和倉」と呼ばれるようになったそうです。約1200年前に開湯した歴史のある温泉地で、近世には畠山家や前田家により和倉温泉が整備されました。
- ナトリウム・カルシウムを含んだ泉質で神経痛・関節痛・美肌に効果あり!
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