旅行する際、どの観光地に行ったら良いか迷う方は多いと思います。この記事では静岡県浜松市やその周辺エリア(湖西市・磐田市・袋井市・森町など)の観光スポットを紹介します!
浜松エリア(静岡県)
【徳川家康により築城】浜松城
現在、元城町東照宮が鎮座する場所には15世紀頃に引間城(曳馬城)があったといわれています。1570年(元亀元年)に徳川家康が引間城に入城すると浜松城に改称され、浜松の城下町が拡張。1586年(天正14年)に徳川家康が浜松から駿府に移ると堀尾氏が入城。堀尾氏の時代には天守が創建されましたが、17世紀中に天守は無くなったそうです。明治時代に廃城となり浜松城の多くの建物は解体。1958年(昭和33年)に現在の三重四階の望楼型天守が再建されました。天守の1階・2階は浜松城に関する歴史資料を展示、3階は展望台となっており浜松市街地を一望できます。浜松城公園には徳川家康の像・深山式回遊型の日本庭園・浜松市美術館などがあります。
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【浜松城の鬼門封じ】浜松八幡宮
仁徳天皇の時代に遠江国の鎮護のために、海の神様である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が現在の浜松市中央区小沢渡町に祀られ、その後938年(天慶元年)に現在地に遷座。1570年(元亀元年)に徳川家康が浜松城に入城した際、この場所は浜松城から見て鬼門(東北)だったため浜松八幡宮を鬼門封じとしました。1572年(元亀3年)に三方原の戦いが行われた際、武田軍に追われていた徳川家康は境内のクスノキの洞窟に隠れて難を逃れたことから、境内の「雲立の楠」と呼ばれるクスノキは御神木として扱われています。
- 境内のクスノキ「雲立の楠」は徳川家康が敵から隠れて難を逃れた御神木。
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【出世神社!】元城町東照宮
1877年(明治10年)に元幕臣の井上延陵により徳川家康をご祭神として東照宮が創建されました。1570年(元亀元年)に浜松城に拠点を移す前まではこの場所に引間城があり、徳川家康はこの場所を拠点としていました。また百姓出身であった豊臣秀吉は引間城主のもとで使え炊いたこともあったそうです。豊臣秀吉と徳川家康は天下統一を果たしていることから、元城町東照宮は「出世神社」とも呼ばれています。
- 浜松城築城前まではこの場所に引間城(曳馬城)があった!
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浜名湖・湖西エリア(静岡県)
【火渡りで有名】舘山寺
虚空蔵菩薩を本尊、秋葉権現を鎮守として祀る曹洞宗の寺院で、810年に空海(弘報大師)により創建されました。秋葉権現は火防の神として信仰されており、毎年12月15日には火の上を素足で歩く密教の荒行事「火渡り」が行われます。火渡りは一般の見学者も参加できます。
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【浜名湖を眺められる温泉!】舘山寺温泉
1958年(昭和33年)に開湯した温泉で、浜名湖を一望することができます。舘山寺・浜名湖パルパル・はままつフラワーパーク・浜名湖ガーデンパークといった観光地へのアクセスが良く、浜松で宿泊するなら舘山寺温泉が便利でおすすめです。
- 舘山寺温泉の泉質は疲労回復・神経痛・冷え性に効果あり!
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【家族で楽しめる遊園地】浜名湖パルパル
1959年(昭和34年)に堀江城跡地に開園した遠州鉄道が運営する遊園地です。ジェットコースターのような絶叫系からメリーゴーランド・ゴーカート・観覧車などお子様も楽しめる約25種類のアトラクションがあり、家族で楽しむことができるテーマパークとなっています。
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【日本三大砂丘の1つ】中田島砂丘
天竜川上流から運ばれた砂により形成された東西に約4㎞・南北に約0.6㎞に広がる砂丘で、海風によってできる風紋が見られることが特徴です。中田島砂丘からは遠州灘を一望することができます。
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【姫街道の関所】気賀関所
天下泰平の世を築いた江戸幕府初代将軍の徳川家康は他の勢力が江戸幕府を攻めてくることを恐れていました。その対策として有力大名の奥方・姫を人質として江戸に住まわせたり、江戸に鉄砲などの武器を持ち込ませないという「入り鉄砲に出女」という対策が行われ、女性や鉄砲の出入りを見張る関所が設置されました。姫街道に設置された気賀関所の監視は厳しく、領主が通行する際に通行手形が必要だったそうです。現在の気賀関所は1990年(平成2年)に復元されたもので、姫様館では手形・駕籠・大名が使用していた道具などが展示されています。
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【当時の建物が現存する唯一の関所】新居関所
江戸時代には人々や鉄砲などの物資の出入りを見張る関所が主要街道に設置されていました。1600年(慶長5年)に東海道の舞坂宿と新居宿の間に設置された関所です。舞坂宿と新居宿の間を移動するためには浜名湖を渡る必要があり「今切の渡し」という渡し舟に乗り人々は東海道を移動していたようです。1855年(安政2年)に新居関所の建物が再建、関所廃止後は小学校や新居町役場として使用されたのち、現在も新居関所の建物が保存されています。関所の建物が現存するのは新居関所が唯一。新居関所史料館では新居関所野党街道に関する史料が展示されています。
- 東海道の関所の中でも新居関所の監視は特に厳しかったらしい~
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天竜エリア(静岡県)
【火防の神様】秋葉山本宮秋葉神社
標高866mの秋葉山は古くから神体山・霊山として信仰されており、709年(和銅2年)に社殿が建立されました。火防の神とされる火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)を祀っており、全国各地に鎮座する秋葉神社の総本社とされています。秋葉山の山頂に上社、麓に下社があり、この間は徒歩で2時間程度かかります。上社がある山頂からは浜松市街地・遠州灘・浜名湖を一望できます。
- 運が良ければ雲海を見ることもできる!
磐田・袋井・森エリア(静岡県)
【東海随一の学問の神様】見付天神 矢奈比賣神社
詳しい創建理由は不明ですが1200年以上の歴史を持つ神社です。993年(正暦4年)に太宰府天満宮より菅原大神を勧請すると「見付天神」とも呼ばれるようになりました。菅原大神は学問の神様として信仰されていることから、見付天神は東海随一の学問の神様として知られています。
- 東海地方随一の学問の神様!
- 春には桜やつつじが咲く花見の名所!
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【遠州三山・厄除だんごが美味しい!】法多山尊永寺
725年(神亀2年)に聖武天皇の命を受け「大悲観音応臨の聖地」を探しに行った行基により創建された高野山真言宗別格本山の寺院で、油山寺・可睡斎と並び遠州三山の1つとされています。今川家・豊臣家・徳川家からの信仰も篤かったそうです。本尊の観世音菩薩は厄除けの御利益があり、お寺の前にある和菓子店では厄除だんごが販売されています。
【遠州三山・眼病平癒のお寺】油山寺
701年(大宝元年)に行基により創建された真言宗智山派の寺院で、法多山尊永寺・可睡斎と並び遠州三山の1つとされています。この付近で油が湧いたことから「油山寺」と呼ばれるようになったそうです。749年に孝謙天皇が油山寺の境内にある「るりの滝」の水で眼を洗うと眼の病が全快したことから、眼病平癒の寺として信仰されています。
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【遠州三山・日本最大級のひな祭り】可睡斎
聖観音を本尊とする曹洞宗の寺院で、三河・遠江・駿河・伊豆の4国のの曹洞宗寺院を治めた「東海大僧録」として権威が高い寺院だったそうです。法多山尊永寺・油山寺と並び遠州三山の1つとされています。1401年(応永8年)に恕仲天誾禅師により建立。第11代住職の仙隣等膳は徳川家康の教育係だったことがあり、ある時徳川家康が仙隣等膳を招くと、仙隣等膳は旅の疲れから居眠りしてしまったそう。その様子を見た徳川家康が仙隣等膳を「可睡和尚」と呼ぶようになり、寺の名前が「可睡斎」と呼ばれるようになったそうです。可睡斎の東側には約200万本のユリが植えられている可睡ゆりの園があるほか、日本最大級の32段1200体のひな人形が並べられる可睡斎ひなまつりが有名です。
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【遠江国一宮】小國神社
欽明天皇の時代、この場所から約6㎞離れた本宮山に神霊が現れたことをきっかけに建立された神社で、遠江国一宮とされる格式の高い神社です。「大黒様」とも呼ばれる大己貴命(おおなむちのみこと)を祀っています。1575年(天正3年)に徳川家康により社殿が再建されており、徳川家とかかわりが深い神社です。鳥居の近くには小國神社ことまち横丁があり、カフェ・飲食店などが集まっています。
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