三重六階の立派な天守閣がそびえ立つ熊本城、熊本県を代表する港として栄え木造洋館が多く残る三角西港、噴火による大規模なカルデラ地形が特徴で大観峰・阿蘇神社など観光スポットがたくさんある阿蘇など、熊本市やその周辺には歴史・自然にあふれた観光スポットが多くあります!
この記事では熊本県熊本市やその周辺エリア(菊池市・南阿蘇村・阿蘇市・宇城市・天草市)の観光スポットを紹介します。
熊本エリア(熊本県)
【日本三大名城】熊本城
かつてこの付近には1400年代に千葉城、1500年代前半に隈本城があったとされています。1591年(天正19年)に豊臣秀吉から肥後国を与えられた加藤清正は千葉城・隈本城を取り込む形で築城開始、1606年(慶長11年)に完成し「熊本城」と名付けられました。1632年(寛永9年)に細川忠利が入城すると二の丸・三の丸を整備するなど城郭拡張が続けられました。明治時代の廃城後も天守などの主要建物は保存されていましたが、西南戦争の際に天守など多くの建物は焼失。三重六階の大天守と三重四階の小天守を持つ連結式望楼型天守は1960年(昭和35年)に再建されました。天守の1階から5階は熊本城・加藤氏・細川氏に関する歴史資料を展示するほか、6階展望台からは熊本市街地を一望可能。かつて熊本城に6基あった五階櫓のうち宇土櫓は現存しており、天守を除くと最大の櫓であることから「三の天守」とも呼ばれています。2008年(平成10年)に復元された本丸御殿大広間は豪華絢爛な内装が見どころ。熊本城周辺には加藤神社・熊本県立美術館・熊本悪物館・熊本伝統工芸館・桜の馬場城彩苑など観光スポット多数です。
【基本情報】 【交通アクセス】
【細川氏により造られた日本庭園】水前寺成趣宮
水前寺というお寺があったとされる場所に、1636年(寛永13年)に熊本藩細川家初代藩主の細川忠利により国分の御茶屋を建てたことを起源とし、その後熊本藩細川家3代藩主の細川綱利により大規模な作庭が行われました。1877年(明治10年)に西南戦争により御茶屋「酔月亭」は焼失、現在園内に建つ古今伝授の間は京都御所から移築されました。阿蘇の伏流水が湧き出る池と富士山や東海道の景色を模した築山が配置され、美しい桃山式日本庭園の風景を眺めることができます。
【基本情報】 【交通アクセス】
【熊本市の総鎮守】藤崎八旛宮
935年(承平5年)に朱雀天皇が藤原純友の乱の追討と九州鎮護のために石清水八幡宮の勧請を受けて、現在の藤崎台球場の場所に創建されました。「藤崎」という名前は勅使が馬の鞭として使っていた藤の枝を地面に挿すと枝葉が生えてきたことに由来します。1877年(明治10年)に社殿が焼失し、1884年(明治17年)に現在地に移転し社殿が再建されました。
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【熊本市最古の神社】健軍神社
558年(欽明天皇19年)に阿蘇神社の大宮司が阿蘇神社を勧請して創建された神社で、熊本市最古の神社とされています。異賊征伐のために「健軍(たけみや)」と呼ばれていましたが、のちに「健軍(けんぐん)」という読みに改められています。大鳥居から約1200m続く「八丁馬場」と呼ばれる参道は加藤清正の馬の練習場として整備されたもので、樹齢400年の杉並木が多く植えられています。
【生産戦争の激戦地】田原坂
(編集中)
【基本情報】 【交通アクセス】
菊池エリア(熊本県)
【古代の山城】歴史公園鞠智城跡
鞠智城は7世紀ごろにヤマト政権により築かれた古代山城といわれています。朝鮮半島方面からの侵攻に備えて北部九州の防衛のために築城された説、有明海からの侵攻に備えて九州の防衛のために築城された説など、様々な説があるようです。
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【原生林に覆われた自然豊かな渓谷】菊池渓谷
菊池渓谷は「渓谷美の極致」と紹介されるほど原生林に覆われた美しい渓谷の景色を楽しむことができるスポットです。避暑地・紅葉の名所として知られています。
宇土・宇城・三角エリア(熊本県)
【熊本県の重要な港として発展】三角西港
オランダ人水理工師のローウェンホルスト・ムルドルにより1887年(明治20年)に開港。熊本県を代表する港として発展し、旅館や海運会社などの洋風な建物が三角西港周辺に多く建てられました。三角西港には石積の埠頭・水路などが当時のままの姿で残されており、「明治日本の産業革命遺産」として2015年に世界文化遺産に登録されました。
【基本情報】 【交通アクセス】
南阿蘇・高森エリア(熊本県)
【乗馬体験ができる緑豊かな草原】草千里ヶ浜
草千里が浜は標高約1100mに位置する緑鮮やかな草原で、放牧された馬の様子や雨水がたまった大きな池の風景などを楽しむことができます。乗馬体験が可能です。
【基本情報】 【交通アクセス】
【美味しい水が豊富に湧く】白川水源
毎分60トンの豊富な水が湧く白川水源は、環境省の「名水百選」の1つに指定されています。白川水源の水はそのまま飲むことができ、ペットポトルで汲む人も多く見られます。
【基本情報】 【交通アクセス】
【鉄道トンネル建設中に大量出水】高森湧水トンネル公園
高森湧水トンネル公園は南阿蘇鉄道高森駅から約10分歩いた場所に位置しています。旧国鉄高森線と高千穂線を結ぶために1973年(昭和48年)よりこの地でトンネル掘削工事が開始されたものの、トンネルからの大量出水により工事は中断されました。現在は高森町の重要な水源地となっており、この地から湧き出る水は町民の飲用水・農業用水などに利用されています。
【基本情報】 【交通アクセス】
阿蘇エリア(熊本県)
【噴火口を近くで見られる!】阿蘇山
(編集中)
【阿蘇カルデラ・阿蘇五岳を一望!】大観峰
標高935mの大観峰(だいかんぼう)は阿蘇北外輪山の最高峰です。阿蘇市街地との標高差は約400mで、大観峰からは阿蘇カルデラ・阿蘇五岳を眺めることができます。大観峰から眺める阿蘇五岳は、お釈迦様の寝姿に見えることから「涅槃像」と呼ばれています。
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【2000年以上の歴史・肥後国一宮】阿蘇神社
神武天皇の孫で阿蘇を開拓したとされる健磐龍命(たけいわたつのみこと)を祀る神社で、孝霊天皇9年に初代阿蘇国造の速瓶玉命により創建されました。2000年以上の歴史を持ち、熊本県を代表する神社です。平成28年熊本地震により楼門や拝殿が倒壊するなどの被害を受けました。復旧工事が進行中で、2024年度までに復旧完了する見込みです。高さ18mの阿蘇神社の楼門は九州最大規模で、「日本三大楼門」の1つに数えられています。
天草エリア(熊本県)
【パアテルさん】大江教会
キリスト教解禁後に天草で最も早く造られた教会です。フランス人宣教師のガルニエ神父が地元信者と協力して建立されました。「パアテルさん」として親しまれ、北原白秋・与謝野晶子などの詩人もこの場所を訪れたそうです。
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