旅行する際、どの観光地に行ったら良いか迷う方は多いと思います。この記事では香川県高松市やその周辺エリア(さぬき市・丸亀市・琴平町・小豆島町など)の観光スポットを紹介します!
高松エリア(香川県)
【日本三大水城の1つ!】高松城跡・玉藻公園
「玉藻城」とも呼ばれていた高松城は1588年(天正16年)に生駒親正により築城されたお城です。三重四階の独立式層塔型店主が築かれたほか、当時は瀬戸内海に面しており海から堀へ船が出入りできる構造で日本初の海城といわれています。1642年(寛永19年)以降は松平氏の時代が続き、明治時代に天守は老朽化により解体。現在の高松城跡は玉藻公園として整備されており、当時の姿で現存する北の丸月見櫓・北の丸水手御門・北の丸渡櫓・東の丸艮櫓を見ることができます。また「披雲閣」と呼ばれる和風の建物は松平家の別荘として1917年(大正6年)に建てられ、重要人物を迎える迎賓館としての役割もあったそうです。
- 北の丸月見櫓・北の丸水手御門などが当時の姿で現存!
- 松平家の別荘「披雲閣」は重要人物を迎える迎賓館としても使われていた。
【基本情報】 【交通アクセス】
【四国唯一の特別名勝】栗林公園
紫雲山の登録に位置する栗林公園(りつりんこうえん)は16世紀後半に生駒氏の家臣であった佐藤道益の別宅として造られた庭を起源とする庭園で、四国唯一の特別名勝として指定されています。その後、生駒氏の家臣であった西嶋八兵衛により広大な庭園が築かれ、その後も高松藩主の松平家により改修が進み、松平家の下屋敷として利用されました。紫雲山を借景として6つの池と13の築山が配置され、南庭は江戸時代の大名庭園の様式を、北庭は明治時代以降の近代庭園の様式を取り入れています。サクラや紅葉の名所として知られているほか、ミシュランで3つ星を獲得しており外国人観光客からも人気の観光スポットです。
【基本情報】 【交通アクセス】
【高松総鎮守・おはちまんさん】石清尾八幡宮
石清尾(いわせお)八幡宮は足仲彦命・誉田別命・息長帯姫命を主祭神とする旧県社の神社で「おはちまんさん」「いわせをさん」とも呼ばれているほか、高松総鎮守として信仰されています。由緒は石清尾山に八幡大神が現れてそれを祀ったことが起源とする説と、当時の国司が石清水八幡宮(京都府八幡市)から分霊を勧請し亀ノ尾山に祀り「石清水」と「亀ノ尾」を合わせて「石清尾」と呼ばれるようになった説があります。細川氏・生駒氏・松平氏からの崇敬が篤く、高松藩主は代替わりごとにこの地に参拝したそうです。
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【格式が高い神社・讃岐国一宮】田村神社
709年(和銅2年)に行基により創建された神社です。「讃岐国一宮」とされており香川県でも特に格式の高い神社です。田村神社周辺は湧水地で「定水井」という井戸の上に祠を建てたことが起源とされています。讃岐国は降水量が少なく水が貴重だったこともあり、田村神社は水の神様として地域住民に信仰されています。
【日本最古のお聖天さま】八栗寺
標高375mの五剣山中腹に位置する四国八十八箇所第85番札所・真言宗大覚寺派の寺院です。829年(天長6年)に空海が修行していた際、天から五本の剣が降りてきたためそれを埋め、岩盤に大日如来像を刻み山の鎮護としたことから、この山は「五剣山」と呼ばれるようになり八栗寺が建立されました。1677年(延宝5年)に空海が造ったとされる歓喜天(お聖天)が木食以空上人によって祀られており、「八栗のお聖天さま」とも呼ばれ親しまれているほか、日本最古のお聖天さまとされています。
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【特徴的な形の台地・瀬戸大橋を一望!】屋島
高松市東部に位置する屋島は屋根のような形が特徴の最高地点292mの台地で、かつては離島でしたが塩田開発や干拓により本州と陸続きとなりました。667年(天智天皇6年)にヤマト朝廷により屋嶋城が築かれたり、平安時代末期の1185年に源氏と平氏との間で起こった屋島の戦いが起こるなど、屋島はたびたび歴史の重要舞台となっています。
- 屋島山上からは瀬戸内海・高松市街地・男木島・女木島・小豆島・瀬戸大橋などを一望できる!
- 屋島周辺には四国村・屋島寺・新屋島水族館など観光スポット多数!
【基本情報】 【交通アクセス】
さぬき市エリア(香川県)
【海女の玉取り伝説】志度寺
志度湾沿いに位置する四国八十八箇所第86番札所・真言宗善通寺派の寺院です。626年(推古天皇33年)に志度の海に流れ着いた檜を使ってお堂を建立したといわれています。藤原不比等により「死度道場」と呼ばれたのち、693年(持統天皇7年)に藤原不比等の子である藤原房前と行基により「志度寺」に改められました。藤原不比等と夫婦となった志度の海女が、龍神から藤原不比等の宝珠を取り戻す「海女の玉取り伝説」という言い伝えが残っており、境内には海女の墓が建てられています。
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【日本三大名門の1つ!】長尾寺
四国八十八箇所第87番札所・天台宗の寺院です。739年(天平11年)に行基が霊夢を感じ取り、聖観音菩薩像を安置したことが長尾寺の起源です。仁王門には約4mの大わらじがかかっており、「日本三大名門」の1つに数えられています。静御前は長尾寺で出家したといわれており、境内には「静御前剃髪塚」が建てられています。
【基本情報】 【交通アクセス】
【四国八十八箇所最後の霊場】大窪寺
四国八十八箇所第88札所・真言宗の寺院です。順路通りにお遍路をした場合は大窪寺が最後の霊場となることから「結願の寺」とも呼ばれています。。養老年間に行基が悪夢を感じ取り草庵をこの場所に建てて修行を始めたことが大窪寺の起源です。弘仁年間に空海が奥の院の洞窟で修業した際に薬師如来坐像を安置し、窪地だったことから「大窪寺」と呼ばれるようになったそうです。古くから女性の参拝も許されており「女人高野」とも呼ばれていました。大師堂地下内陣には四国八十八箇所の本尊仏像が並び、四国八十八箇所の参拝と同じ功徳を得ることができるとされる「お砂踏み」をすることができます。
- 大師堂地下内陣では八十八箇所参拝と同じ功徳を得られる「お砂踏み」ができる!
【基本情報】 【交通アクセス】
坂出・丸亀・琴平エリア(香川県)
【四国八十八箇所第八十一番札所】白峯寺
白峯寺(しろみねじ)は千手観世音菩薩を本尊とする真言宗御室派の寺院です。815年(弘仁6年)に空海(弘法大師)が白峯山頂に如意宝珠を埋めて衆生救済を請願。860年(貞観2年)に円珍が山頂に輝く光を見て白峯山に登ると白髪の老翁から御神託を受けて千手観世音菩薩を刻み仏堂が創建されたと伝わります。崇徳上皇や後鳥羽天皇からの信仰が篤かったそう。1599年(慶長4年)に再建された本堂には本尊の千手観世音菩薩が安置されており、毎年7月10日にご開帳されます。
【貴重な現存天守・石垣の名城!】丸亀城
丸亀城は江戸時代の天守が現存する「現存十二天守」のうちの1か所です。山麓から山頂まで4重に重ねられている60mの石垣は総高としては日本一の高さを誇り、「石垣の名城」とも呼ばれています。室町時代に奈良元安によりこの地に砦が築かれ、1597年(慶長2年)に讃岐国を与えられた生駒親正は高松城を本城・丸亀城を支城とし、その後現在のような城郭が完成しました。1660年(万治3年)の京極高和の時代に現在の三層三階の御三階櫓(天守)が完成。明治時代以降の丸亀城は一部の建物は解体されたものの、天守・大手一の門・藩主玄関先御門などは解体を免れました。丸亀城の城郭内に位置する丸亀市立資料館では丸亀城・京極氏に関する資料展示が行われています。
- 貴重な現存天守!江戸時代の天守が当時の姿のまま残る。
- 丸亀城は石垣の名城!4重に積み重なる60mの石垣は見ごたえあり!
【基本情報】 【交通アクセス】
中津万象園・丸亀美術館
中津万象園(なかづばんしょうえん)は1688年(貞享5年)に丸亀藩主の京極高豊により造られた日本庭園です。庭園名は「森羅万象」に由来し、琵琶湖を模した池を中心に様々な島が配置されていることが特徴。邀月橋(ようげつばし)と呼ばれる朱色の太鼓橋や現存最古の煎茶室とされる観潮楼も見どころです。
【こんぴらさん】金刀比羅宮
(編集中)
【基本情報】 【交通アクセス】
三豊・観音寺エリア(香川県)
【お金が砂で描かれている!?】銭形砂絵
「寛永通宝」という文字が描かれている東西122m・南北90m・周囲345mの非常に大きなこちらの砂絵は「銭形砂絵」と呼ばれており、観音寺市で最も人気の観光スポットです。丸亀藩主であった生駒高俊を歓迎するためにこちらの砂絵が描かれたと言い伝えられていますが、詳しい経緯はよくわかっていないそうです。琴弾公園の山頂から銭形砂絵を上から眺めることができるほか、銭形砂絵に近づくとその大きさを実感することができます。
【基本情報】 【交通アクセス】
小豆島エリア(香川県)
【世界一狭い海峡!】土渕海峡
小豆島本島と前島を隔てる最狭部9.93mの土渕海峡は世界一狭い海峡としてギネス世界記録に認定されています。
【空・海・渓谷を一緒に眺められる!】寒霞渓
地殻変動や雨風の浸食などにより形成された南北約4㎞に及ぶ渓谷で、断崖や奇岩が見られます。空と海と渓谷美を一緒に一望できる場所は日本ではここが唯一とされています。大岸壁の中を通るロープウェイで山頂へ登ることができるほか、約1時間のハイキングコースが整備されています。紅葉の絶景スポットとして知られています。
【基本情報】 【交通アクセス】 (寒霞渓ロープウェイ山麓こううん駅まで)
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