薩摩藩主島津家ゆかりの鹿児島城・照国神社・仙巌園、桜島・池田湖・長崎鼻・開聞岳などの自然の風景、薩摩の小京都と呼ばれる知覧など、鹿児島市やその周辺は歴史と自然にあふれた観光スポットが多くあります!
この記事では鹿児島県鹿児島市やその周辺エリア(霧島市・指宿市・南九州市)の観光スポットを紹介します。
鹿児島・桜島エリア(鹿児島県)
【西南戦争時の弾痕が残る…】鹿児島城
1601年(慶長6年)に内城に代わる新たな島津家の拠点として、島津忠恒により鹿児島城築城されました。屋根の形が鶴の羽を広げたような形だったことから「鶴丸城」とも呼ばれています。1874年(明治7年)に本丸・御楼門、1877年(明治10年)に西南戦争により二の丸が焼失。石垣には西南戦争時の弾痕が残っているほか、御楼門は2020年(令和2年)に復元されました。
- 石垣には西南戦争の弾痕が残る…。
- 鹿児島城周辺には観光スポット多数!本丸跡には鹿児島県歴史資料センター黎明館、二の丸跡には鹿児島県立博物館・鹿児島県立美術館・鹿児島県立図書館が建つ。
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【鹿児島の夜景スポット】城山公園
鹿児島市街地の近くに位置する標高108mの城山は、クスノキ・シダなど様々な亜熱帯植物が自生しています。城山展望台からは鹿児島市街地や桜島を一望でき、夜景スポットとしても知られています。1877年(明治10年)に明治政府と西郷隆盛をはじめとする氏族との間で起こった西南戦争では城山が最終決戦の地となりました。
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【西郷隆盛終焉の地】西郷隆盛銅像
明治維新に貢献した西郷隆盛は、明治新政府軍と西郷隆盛を中心とする旧薩摩藩士との間で起こった西南戦争で敗れ、1877年(明治10年)城山で自害しました。西郷隆盛が亡くなって50年後の1937年(昭和12年)に彫刻家の安藤照により西郷隆盛銅像が建てられました。陸軍大将の制服姿で高さ約8mあり、城山を背景に堂々とした仁王立ちの姿となっています。
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【鹿児島湾のお魚を展示!】いおワールドかごしま水族館
1997年(平成9年)に開館した鹿児島市立水族館で、「いお」は鹿児島の言葉で「魚」という意味。鹿児島湾に生息する海洋生物を中心に、汽水域や淡水の生物も多く展示しています。ジンベイザメ・カツオ・マグロが泳ぐ黒潮大水槽は迫力があります。
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【島津斉彬を祀る】照国神社
孝明天皇により「照国大明神」という神号を授かった薩摩藩11代藩主の島津斉彬をご祭神として祀る神社で、島津久光と島津忠義により1864年(元治元年)に創建されました。鹿児島市で最大の神社です。西南戦争や空襲により社殿が焼失しており、現在の社殿は1958年(昭和33年)に再建されました。境内にある照国資料館では島津家に関する資料の展示が行われています。
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【桜島と錦江湾を眺められる庭園】仙巌園
1660年頃に薩摩藩2代藩主・島津光久の別邸として造られた大名庭園で、錦江湾と桜島を眺めることができる絶景スポットです。園内には勝海舟・ロシア皇帝ニコライ2世など国内外の重要人物を招く迎賓館として利用された磯御殿や、1853年(嘉永6年)に島津家の集成館事業により建設された大型反射炉が建っています。
【島津家・集成館事業の資料を展示!】尚古集成館
尚古集成館(しょうこしゅうせいかん)は薩摩藩28代藩主の島津斉彬により始められた集成館事業の1つとして1923年(大正12年)に開館しました。集成館事業では日本の軍事力強化を目的として大砲製造・洋式帆船・武器弾薬などを製造する近代洋式工場が建設され、尚古集成館は1865年に機械工場として建てられたもの。反射炉・帆船など集成館事業に関することや島津家に関する資料の展示が行われています。
【今も噴火活動を続ける火山】桜島
鹿児島市中心部から錦江湾を挟んだ対岸に位置する桜島は標高1117mの北岳を最高峰とする火山で、現在も小規模な噴火活動が続いています。かつての桜島は離島でしたが、1914年(大正3年)の大噴火により大隅半島と陸続きとなりました。火口から約3.5kmに位置する湯之平展望所からは錦江湾や鹿児島市街地を眺めることができるほか、周辺には大正時代の噴火で形成された溶岩原が広がります。
- 湯之平展望所から錦江湾や鹿児島市街地を眺められる!
- 桜島の名産は桜島大根・桜島小みかん・びわなど。
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姶良・霧島エリア(鹿児島県)
【日本一のクスノキ】蒲生八幡神社
応神天皇・仲哀天皇・神功皇后の「八幡三神」を祀る神社で、この地域を支配していた蒲生舜清が宇佐神宮の八幡神を勧請し創建したとされています。蒲生氏が島津氏の家臣となってからは島津家からの信仰も篤かったそうです。1985年(昭和60年)の台風で社殿は大破し、現在の社殿はその後に建てられたものです。蒲生八幡神社は約110の銅鏡を保有しているほか、境内の大楠は日本一の大きさといわれています。
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【復元された竪穴住居】上野原縄文の森
上野原遺跡は1986年(昭和61年)にこの地に工業団地を造成する際に発見された、縄文時代から中世にかけての複合遺跡です。上野原縄文の森は縄文時代の竪穴住居が復元されているほか、火起こし道具旁を体験できます。遺跡から発掘された遺物は隣接する鹿児島県立埋蔵文化財センターで調査・保存が行われています。
高千穂河原
(編集中)
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霧島神宮
(編集中)
指宿・知覧エリア(鹿児島県)
【開聞岳を眺められる絶景スポット!】長崎鼻
長崎鼻は薩摩半島最南端に位置し、太平洋に面する岬です。開聞岳を眺められる絶景スポットとして知られているほか、天気が良い日は屋久島・硫黄島なども眺めることもできます。
- 周辺は国の天然記念物であるソテツ自生地!夏はウミガメが産卵にやってくる。
- 近くには浦島太郎の伝説が伝わる竜宮神社が鎮座する。
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【謎の生物『イッシー』が棲む場所】池田湖
薩摩半島にある直径約3.5㎞・周囲約15㎞の噴火によって形成されたカルデラ湖で、九州最大の湖です。開聞岳を眺められるほか、池田湖河畔の花壇には季節の花々が植えられています。1960年頃以降、未確認生物「イッシー」が現れることで有名です。
【回転式そうめん流し発祥地】唐船峡そうめん流し
池田湖の南西に位置する渓谷で「そうめん流し」で有名です。古くは唐船峡付近まで入り江が迫っており、唐の船が出入りしていたことから「唐船峡」と呼ばれるようになったそうです。池田湖の伏流水とされる1日約10万トンの水が湧き出る場所。唐船峡の水と回転式そうめん流し器を使った「そうめん流し」が1960年代より唐船峡の名物で、山川産の鰹節・利尻昆布・九州醤油を使ったそうめんつゆにそうめんを付けて食べます。マスの塩焼き・鯉のあらいなども食べられます。
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【薩摩国一宮】枚聞神社
枚聞神社(ひらききじんじゃ)は大日孁貴命(おおひるめのむちのみこと)を祀る神社で、薩摩国一宮とされている格式の高い神社です。詳しい創建理由は不明ですが、開聞岳の近くに位置する当神社は古くから開聞岳をご神体する山岳信仰があったといわれています。また海に比較的近いことから「航行安全の神様」としても信仰されています。現在の社殿は1610年(慶長15年)に島津義弘が寄進したものを、1787年(天明7年)に島津重豪に改築したものです。
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【薩摩の小京都】知覧武家屋敷通り
薩摩藩は領地を「外城(とじょう)」として約110の地区に分け、武士団を各地に分散させて武家集落に住まわせました。外城の1つで「薩摩の小京都」とも呼ばれている知覧には、石垣と生垣を持つ重厚な造りの武家屋敷が現在も残されており、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。7つの庭園があり、母ヶ岳を借景とする伝統的で美しい風景を見ることができます。
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